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名古屋学芸大学 地域連携&産官学連携

子どもケアセンター

2021年度

子どもケアセンター事業「親子のひろば」 2021年度前期

親子のひろば りす組(0歳児)・あひる組(1歳児)

親子のひろばは、お子様の年齢に応じた6回講座に参加し、他の保護者と考えあいながら子育てのヒントを得るというものです。

各回によって講座の内容が異なり、保護者同士で情報交換をしたり、チャイルドビジョンやチャイルドマウスを作成してお子さんの視野を体験したり、誤飲や窒息について考えたりしています。また、大学構内にある施設だからこそ本学の教員による講座を受講することができるのも魅力の一部です。

グループワークでは月齢の近い子どもをもつ保護者同士で悩みや不安を共有することで子育てをしている仲間がいることに気づき、安心感を得たり、互いに学びあったりする機会をつくりました。

子どもケアセンター事業「親子であそぼう会」 2021年度前期

「親子であそぼう会 水を使った遊びを楽しもう(1・2歳児)」

芝生広場で、的に向かって水鉄砲をしたり、スライダーにボールや水を流したり、色水をカップに入れたりして、親子で水に触れて遊びました。

片栗粉粘土に触れて、初めての感触に驚きをみせる子や、手作りおもちゃの「ぐるぐるウォーター」に色水を流し、色が混ざり合うことに興味をもつ子、少しためらいながら噴水を踏んでみる子など、好きなおもちゃで何度も繰り返し楽しんでいました。

遊びの交流会  2021年度後期

秋の遊びの交流会『NUAS ちびっこ探検隊‼』

昨年に引き続いて、戸外での遊びの交流会。秋真っ盛りの大学構内にて、「トロッコ」「木の実や木の葉で探検隊の衣装作り」などの遊びを提供しました。

「トロッコ」は、学生手造りの木製トロッコを使った遊びです。学生に支えられ優しく声を掛けられながら、子どもたちは笑顔で楽しんでいました。「探検隊の衣装作り」では、構内にある木の実や木の葉に子どもたちが拾った木の実などを貼ったり、思い思いに絵を描いて作品を作り上げていました。

春の遊びの交流会『知らない世界に行ってみよう!~主役は君だ!~』

コロナの急激な感染拡大を受け、動画配信による「おうち交流会」を行いました。密集を避けるための初めての試みです。参加者には、各家庭でYouTubeを見てもらいました。

事前に動画の中で使用されるびっくり箱やお菓子の塗り絵、動物のお面を郵送しました。“その子らしさ”があふれた製作物の写真をデータで送っていただき、動画の劇中に登場させるという学生のアイデア満載の「おうち交流会」でした。

イラスト  照喜名隆充

コロナ禍での取り組み  2021年度後期

『緊急事態宣言発出中の子育て支援の取り組み』

コロナ禍の中、緊急事態宣言の発出により、子どもケアセンターの閉館を余儀なくされました。

このような状況の中、センター長の提案を受け、ステイホームとなった親子に対し、どのような子育て支援の提供の仕方があるか考えることにしました。提案を受けてから「親子のひろば」の1回目と2回目が中止になりました。そこで、3回目以降の「親子ひろば」で対面によるグループワークが可能になった時のために、Zoomによる講座を開催しました。参加者同士に顔を合わせてやり取りする機会をもっていただくほうが、その後の積極的な交流につながると期待したからです。初めての試みでしたが、コロナ禍の中、対面で集まれなくても交流の場を設けることができました。「新鮮で楽しい」「家にいるからこそ各家庭のおもちゃを紹介しあうことができて参考になった」などの意見が寄せられました。

また、子育て家庭に広く子どもケアセンターに関する情報や子育てに関することを伝えたという思いからInstagramを活用しました。実際には、Instagramを活用して子どもケアセンターの施設紹介や事業内容を紹介しています。 様々な子育て家庭を想像しつつ、対面の子育て支援の補完的な役割として、インターネットを活用しての子育て支援のあり方を模索し、実施していきたいと思います。

イラスト  照喜名隆充

2020年度

コロナ禍におけるホームページ上での子育て情報発信 2020年度前期

おうちで 親子で 楽しい時間の共有!

全国的にコロナウイルス感染拡大による「緊急事態宣言が発出された4月、5月は子どもケアセンターも休館。

その間、 お家にある身近な材料、「牛乳パック」「トイレットペーパー」「布」「片栗粉」などを使ってできる遊びやおすすめの絵本の紹介をしました。

『つくってみよう!』では、子どもの日に向けての「こいのぼり作り」、夏に向けて、水遊び用の「ペットボトルシャワー」「片栗粉粘土」作り。『布であそんじゃおう!』では、ハンカチやバスタオルなどの布を使っての「いないいないばあ」「うえからしたから」「くるまごっこ」などのわらべうた遊び。『絵本の紹介』では、ケアセンターにある「へっこぷっと たれた」「ちょっとだけ」の絵本。

作り方や遊び方の説明、より楽しめるコツなども掲載し、ステイホームにおける子育て支援として発信しました。

秋の遊びの交流会  2020年度後期

『とびだせ!NUASの森へ!』

コロナ禍で実施した初めての戸外での遊びの交流会。秋真っ盛りの大学構内にて、「芝生のそり滑り」「木の実や木の葉でフォトフレーム作り」「こま、けん玉、輪投げ」の遊びを提供しました。

「そり滑り」では、段ボール製のそりを、学生が支え優しく声を掛けることにより、子どもたちの緊張感が和らぎ、笑顔でそり滑りを楽しんでいました。「フォトフレーム作り」では、学生が用意した木の実や木の葉に自分で拾った木の実などに色を塗ったり顔を描いたりして使い、個性的な作品を作り上げていました。「こま、けん玉、輪投げ」では、難しいこまの紐巻きを学生から教わり、何度も挑戦する子どもたち。その周りで保護者の方も一生懸命、挑戦する姿が見られました。

参加者からは、「学生さんがとても丁寧に対応してくれた」「そり遊びなど戸外ならではの遊びを子どもはとても喜んでいました」との感想をいただきました。

春の遊びの交流会  2020年度後期

『にんじゃになるんじゃ にんにんにん!』

4年生が卒業イベントとして、3年生~1年生の後輩を指導し、行った交流会。コロナ禍の状況で、会場内の3密を回避するために、総入れ替えの2部制で行いました。 「あかのにんじゃどうじょう」は、手裏剣の的あて、巻物キャッチ、風船割りの修行をするブース。「きいろにんじゃのさと」は床忍び、塀越え、水ぐもの修行のブース。「あおしょうぐんのおやしき」は綱渡り、網くぐり、大山越え、将軍倒しの修行をするブース。子どもたちは、学生の「にんにん」のポーズに励まされ、「頑張るでござる」などの忍者語に導かれ、しんけんに忍者修行に取組んでいました。そして、おでこには「ひたいあて」、手には「巻物」と「スタンプシート」を握ったちびっこ忍者がたくさん誕生しました。

参加者からは、「しかけや製作物がどれも素敵で、子どもたちも喜んでいた」「青将軍がこわかった。でも将軍をやっつけたのは楽しかった」「とても楽しそうで、もう一度やりたい!と言っていました」「学生さんたちはみんな笑顔いっぱいで、優しく接してくださっていた」とのお声をいただきました。

子どもケアセンターについて

子どもケアセンター概要

子どもケアセンターは平成24年度から日進市の子育て支援センター事業を受託し、地域の子育て支援の拠点として、本センターのスタッフ一同、子育て中の保護者に寄り添い、子育てに対する負担や不安、孤立感を和らげることを通じて、子育てや子どもの成長に喜びや生きがいを感じることができるような支援に努めています。
本センターは、大学の附属機関として他の委託機関にはない、次のような特色ある子育て支援事業を創造しています。
① 学生の参画による子育て支援
② 大学教員の参画による子育て支援
③ 大学の環境を生かした子育て支援

託児の体験(アクティブ・ラーニング)

学生は託児の体験を通して、子どもとの触れ合いから子どもの発達の過程や乳幼児への理解を深めます。子どもを通して保護者とも触れ合い、子育て支援の重要性を考える過程は、まさに学生にとってアクティブ・ラーニングの場です。保育者を目指す学生には将来、保育する子どもたちにこそ実感を伴った深い学び、いわゆるアクティブ・ラーニングが得られるようにする力が必要です。そのために、乳幼児一人一人を理解した臨機応変な対応を積み重ねることが学生にとって本来のアクティブ・ラーニングであり、幼児教育の専門性を培うこととなります。

遊びの交流会

遊びの交流会は、本学の特徴的な取組です。学生が企画の段階から参画し、他学年、他学部との協働により、当日の子どもの様子を想定し、遊びの場の環境の構成や子どもへの接し方、子どもにとって無理のないスケジュール、会場全体の雰囲気づくりに至るまで、学生の力で行う事業です。これまでの学びを生かし、さらに視野を広げ、様々な場面に対応する力・しなやかな感性を働かせ、保育者の専門性として重要な保育の構想力・実践力を培います。
開催当日は、子どもが夢中になって遊ぶ姿や保護者の笑顔に後押しされて、楽しいひとときを創造する場となります。

親力アップセミナー(保護者の学習会・講習会・情報交換会)

幼児保育専攻の教員による子育てに関わる学習会はもちろんのこと、子ども心理の教員による心理相談事業、さらには他学部の子どもの食・衣に関わる講習会、表現活動への参加等、大学教員の専門性を地域に還元するだけでなく、その取組を通して、よりよい親子関係を築く上での研究開発への可能性も見いだせます。

地域に開かれた子育て支援

子育て支援事業を通して、地域に大学を開放することは、地域の親子の出会いや関係づくりのきっかけをつくることとなります。本学の自然や施設等の恵まれた環境の中での遊びや教員の専門性を生かした子育て講座、学生の未熟ながらも一生懸命に子どもと関わる姿から我が子の新しい一面を発見する喜びなどを通して、子育ての仲間との間に生まれた関係性を地域でのつながりにも生かし、互いに子育てを支え合う関係へと高めていくこと、さらには、そのことを次世代へとつなぐことは、子育て支援として重要な視点です。

日進市子育て支援事業 「赤ちゃんの駅」の実施

「乳児を持つ子育て世帯の皆さんが安心して外出できる環境づくりを応援する」という趣旨で実施されているものです。「気軽に授乳又はおむつ替えができる設備を備えた施設」として認定を受け、2018年度4月より実施しております。プレイルーム内のプライバシーに配慮したゆったりとした授乳室やおむつ替えスペースで、親子でほっと一息をつき、利用していただいております。

その他の実績

親子のひろば 親子のふれあいの場を提供し、保護者が子どもの成長に気付き、子育ての喜びを感じられるようにサポートします。
6回の連続開催で、乳幼児期に大事にしたいことをテーマにした学習会や保護者の子育ての戸惑いや悩み等を気軽に話し合うひとときを設け、子育ての仲間としてのつながりを深める機会とします。
親子であそぼう会 乳幼児期にふさわしい遊びや親子での楽しいかかわりの場を提供します。(季節を感じながら自然物での遊び、散歩、製作遊び等)
親力アップセミナー 保護者の方々の子育てを実践する力の向上に資する講座や講習会、保護者のリフレッシュ活動等を開催します。
遊びの交流会 学生の企画・運営により、年3回、地域の親子を招いて、楽しい遊びの交流の場を提供します。
自由開放 プレイルームの自由開放を行います。
子育てサークル活動 「親子のひろば」を通して生まれた保護者同士のつながりを生かし、自主的なサークル活動への場の提供をします。
子ども心理相談 臨床心理士による子ども・子育てに関する個別相談を行います。

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