子どもケアセンターとは

子どもケアセンターが目指すもの

  1. 人材養成の拠点として
    名古屋学芸大学の「実学」と「現場重視」の教育理念を具現化するため、子どもケアセンターで行う地域貢献活動に学生が積極的に参加する「体験型教育」をすすめ、実践的で応用力のある人材養成を目指します。
  2. 地域貢献活動の拠点として
    メディア造形・管理栄養・ヒューマンケア学部が連携し、大学がもつ専門性を地域に開放し、地域貢献活動を推進します。また、学生、大学の教員、子ども、子育て中の保護者が互いに学び合える新しい形の子育て支援拠点の充実を目指します。
  3. 子育て支援や学生の保育実践力育成に必要な研究の拠点として
    子どもケアセンターでは、大学や地域がもつ力を融合させ、未来を見通しながらこれからの子育て支援のあり方や学生の保育・教育実践力を育成するための研究の推進を目指します。

日進市と連携した事業の展開

2012年度からは、「日進市子育て支援センター事業」を受託し、2016年度から「子ども心理相談室」を開設しました。

日進市携帯サイトからも情報をご覧頂けます。

子どもケアセンターの子育て支援・相談活動の特性

  1. 質の高い子育て支援プログラムを提供します。
    プログラム運営には、経験豊富な保育者をはじめ、名古屋学芸大学の教員が関わり、現代の子育ち・子育てのニーズに即した、総合的な子育て支援活動の質的研究を進め、質の高い子育て支援事業を追求していきます。
  2. 異年齢の子どもとの交流を通して豊かな育ちを支援します。
    名古屋学芸大学の学生たちが、子育て支援事業に参加し、乳幼児と触れ合ったり、保護者の気持ちに寄り添ったりします。また、管理栄養学部、メディア造形学部の学生と協力して地域の親子に楽しんでもらえるようなイベントを企画・運営し、子どもたちと幅広い交流の機会をつくることで、いたわりや憧れの気持ちを育み、地域の子どもたちの豊かな心と体の育ちを支援していきます。
  3. 親として育つプロセスを支援します。
    保護者自身が、わが子の発達のありようを理解し、わが子との関わりの幅を広げ、親子の絆を深めてもらいたいと願っています。子どもケアセンターでは、そうした保護者としての育ちのプロセスに生じる悩みに寄り添い、保護者同士が語り合うグループワークを活用した子育て支援を大切にします。
  4. 発達に心配を持つ子ども・親への支援をします。
    子どもの発達に心配をもつ保護者は、保護者自身の思いが子どもに届きにくい体験から、焦燥感や孤立感を深めることに陥りやすくなりがちです。子どもケアセンターでは、保護者の思いに寄り添うきめ細やかな支援を、日進市の保健センター、子ども発達支援センターなどとネットワークをつくり、早期から連携できるようにします。
  5. 気軽に相談できる場をつくり子育て不安の軽減を図ります。
    子どもケアセンターには、幅広い専門性をもつ教員がいることから、子どもの発達、遊び、しつけ、関わり、基本的生活習慣など、気軽に子育ての相談を受けられる機会を設定しています。また、併設する子ども心理相談室では、臨床心理士が子育てや子どもの発達に関する相談に個別に応じます。
  6. 地域の仲間づくりを支援します
    各講座のほか、子育て家庭に子どもケアセンターを開放し、子育て中の親子が仲間と出会う機会をつくります。また、親子のひろばを卒業した親子がつくる子育てサークルにも子どもケアセンターを開放し、サークル活動を支援します。さらに、にっしん子育て総合支援センターと連携し、地域の仲間づくり活動の広がりと深まりを支援していきます。
  7. 子育て支援ネットワークをつくり、活動を推進します。
    子どもケアセンターは、多彩な立場の人が集い、それぞれが育ち合える、新しい形の地域の拠点づくりを進めます。しかし、地域全体で子育て家庭を支え合う街づくりは、一人やひとつの機関・施設では実現できません。子どもケアセンターは、多様な子育て支援活動団体や公的機関・施設と、情報・人・役割をつなぐネットワークをつくり、活動を推進します。
  8. 大学の持つ専門性を活かした子育て情報の発信をします。
    各講座、ホームページ、広報誌「子ケア通信」などを媒体として、大学のもつ専門性を発揮した、子育てに活用しやすい、わかりやすい情報の発信に努めます。日進市広報やホームページを通して、利用しやすい情報発信の方法を考えていきます。また、子ども心理相談室では、幼稚園、保育所、小学校との連携も深めていきます。

※ 事業の詳細は、各事業の紹介ページをご確認ください。

名古屋学芸大学ヒューマンケア学部附属子どもケアセンター年報