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安全衛生と品質管理に関する勉強会 通算第26回(3/1土)のご報告

 平成26年3月1日(土)10時~13時、本学図書館5階多目的室にて今年度第4回(通算第26回)の勉強会を開催しました。

 講師は中央設備エンジニアリング(株)エンジニアリング本部エンジニアリング部統括部長野々村 和英氏。テーマは「食品工場を知る~実例と問題点について~」でした。参加者は22名(学生3名、社会人19名)。

 はじめに、中央設備エンジニアリング株式会社の紹介があり、続けて1.「工場はどこに建てるべきか」、2.「工場を建てるのに考える順序」、3「HACCPとは何か」、4「衛生環境を維持させるにはどうしたらよいか」について解説くださいました。講師は中部地方においても著名な企業の食品工場(ビール、ういろう、プリン等)の建築、設計、施工の経験もあり、具体的に、事例を交えて、実際の写真も示しながらのプレゼンでしたのでわかりやすく印象深いプレゼンでした。質問、発問(講師からの問いかけ)も活発に行われました。討議ではこれまで同様、参加者全員が発言し情報交換が行われました。

【後日参加者から提出されたレポートより(抜粋)】

  • 衛生的な食品製造環境を作り出すためには2つのことが必要である。一つは洗浄のし易さなどハード(施設、構造)面の対策である。しかし、完璧な構造の施設をつくったとしても従業員が維持管理しなければ衛生は維持できない。二つ目はそうした衛生を維持するソフト面の対策である。野々村先生のお話は、その両方の対策に関するものであった。
  • 今回のテーマである食品工場の実例と問題点については、当方の職場環境に近い点も多々あり非常に興味深い内容でした。また、予算的な問題もありますが既存の厨房環境を向上させるためのヒントも、たくさん頂いたというのが実感です。
  • 現場で働いていると日々、目の前のことばかり目が行ってしまって最終的な目的(衛生管理)を忘れがちになってしまっていました。このような異種業種の方々と話ができて学校給食での目的を見直す良い機会でした。
  • 設備に関してはまだまだ勉強不足の点があり大変勉強になりました。またこの勉強会では発言する機会を必ず与えて頂けるのはいい機会ですし、経験として役に立つため非常に有難く感じております。これから色々と勉強させて頂く事が多いと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。