ニュース&トピックス

安全衛生と品質管理に関する勉強会 通算第27回(6/7土)のご報告

 平成26年6月7日(土)10時~13時、本学図書館5階多目的室にて、今年度第1回目(通算第27回)の勉強会を開催しました。

 講師は(株)AIHO名古屋支店学校給食担当課長の宮﨑 輝久氏と、(株)AIHO本社病院福祉課長の粟野 仁司氏。テーマは「大量調理施設の衛生管理~設備・機器等ハードの観点から~」でした。参加者は28名(学生3名、社会人25名)。

 はじめに、株式会社AIHOの紹介があり、続けて学校給食施設について、その施設計画や給食の安全性の確保、衛生面、作業面への配慮、アレルギー対応、災害時対応、最新機器について解説くださいました。さらに、実際に施設を使用している様子を映像で見せていただくことができました。

 また、500床規模総合病院のニュークックチルシステム導入事例についても解説くださいました。
 講演中も参加者から積極的に質問がされ、その都度、事例を交えるなど具体的に分かりやすく説明いただきました。
 勉強会後半の討論では、学生も含めた様々な業種の参加者が全員発言し、積極的な意見交換をしました。
 討論終了後も、参加者同士が交流し、学びを深める機会となっていました。

【後日参加者から提出されたレポートより(抜粋)】

  • 今回、大量調理施設の衛生管理というテーマで、袋井市の学校給食施設の講義を受けてすばらしいと思いました。施設内の動線(一方通行)、作業区域の明確化、ドライシステム、アレルギー食、ノロウイルス対応洗浄室、微酸性電解質等、とても参考になりました。
  • ガスにしても電気にしても調理中の蒸気発生は避けることが出来ず、カビや結露の問題は発生します。施設の大きさ、調理方法、使用頻度によって必要換気回数は変化しますが、この問題を低コストで解決できる方法が求められていると考えます。
    今後は、食品衛生だけでなく、空調の技術についても深く習得しつつ、情報の収集に努めたいと考えています。
  • 小学校で給食調理に携わるものとして、給食センターの最新システムのお話はとても興味深いものでした。今、私がいる小学校の旧式の現状がもどかしく小さいながらも良くなるように声をあげていきたいと思いました。
  • いくら設備が整っていても、やはり人の手による管理がしっかりなされていなければ、衛生的に保つことはできないと痛感しました。
    そして、様々な業種の方の意見をお聞ききし、多方面からの視点で考えることができ、とても勉強になりました。
  • 設備の話だけでなくそこで働いてみえる方の意見や話を伺えるのも貴重な体験で、私としては今後も勉強会には参加したいと考えております。