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安全衛生と品質管理に関する勉強会 通算第34回(11/14土)のご報告

 平成27年11月14日(土)10時30分~13時30分、本学3号館331講義室にて通算34回目となる勉強会を開催しました。

 講師は東洋産業株式会社の金山民生氏にお越しいただきました。テーマは「企業における食品安全管理者教育について」で、参加者は12名(学生3名、社会人9名)でした。

 勉強会前半では、テーマについて分かりやすくご講演いただきました。
 後半のディスカッションではテーマに沿って意見交換をしたり、各自の職場等で起きた出来事について話し合ったりと有意義な勉強会となりました。

【後日参加者から提出されたレポートより(抜粋)】

  • 特に印象に残っていることは、「五感で感じる」という部分で、出荷までにそれぞれの生産工程がある中で原材料の品質が毎年異なるという部分において、同じ品質の物を作り続けていくには現場に出てお客様の気持ちになって全ての工程を「五感」で確かめるということの重要さが改めて認識できた。
  • 品質管理(品質保証)担当が果たさなければならない役割は広く、十分な教育が必要であるが、品質管理担当者が果たす役割を理解しないまま、ともすると「分析」だけを行う人になりがちである。そのため品質管理担当に対する教育は課題となっているが、今回の勉強会を通じて、理解した品質管理担当に行うべき教育方法、方針を今後の品質管理担当への教育に生かしていきたい。また、品質を作りこむ現場担当者にも広げて理解をさせていくことが、より安定的な品質・安全な食品づくりにつながると考える。
  • 日ごろから仕事は、どんなに立派な機械があってもどんなに素晴らしいシステムが備わっていてもいなくても最後はそこで働く人のモチベーションなのだと思っておりましたが、それを確認することができるお話でした。
  • 印象に残っているのは、現場で、実際に作業を行うことです。作業員としてではなく、管理する側の立場から考えて作業することを重視するということに納得しました。また、『お客様を常に意識した品質管理』『愛する家族に食べてもらう食品という意識』という言葉は、私も意識して仕事をしなければいけないと感じました。