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食品安全マネジメントシステム研修会(11/8火)のご報告

平成28年11月8日(火)15:35~18:45に本学図書館の多目的室にて、第5回目となる食品安全マネジメントシステム研修会を開催しました。

講師は金印株式会社の星野則行氏にお越しいただき、前提条件プログラム-2:「4.4従業員の衛生管理、4.5購買管理」をテーマにご講演頂きました。参加者は11名(全員社会人)となりました。

はじめに金印㈱の企業説明として品質保証や加工、製法、研究開発など、わさびについてのこだわりをご説明いただきました。
続いて、テーマに沿って「従業員への衛生指導」「衛生管理教育訓練」「供給者の評価」「入荷原料の要求事項」などについて、金印㈱の取り組みの実例を挙げてご解説いただきました。

後半のディスカッションでは、ISO22000取得に向けて社内の各部署での取り組みや、それに必要なマネジメントなど従業員への働きかけについて議論しました。その他にも、厚生労働省の「食品衛生管理の国際標準化に関する検討会」の中間報告を話題にするなど活発に意見・情報交換をしました。

(担当 篠田)

【後日参加者から提出されたレポートより(抜粋)】

  • 文章だけではなかなか理解し難いところ、金印株式会社様の事例を交えながらの研修会であったため、分りやすく聞くことができました。食品工場ということもあり、衛生管理に加えフードディフェンスの観点からも管理されている点が興味深かったです。またわさびの種類や特性も聞くことができ、勉強になりました。
  • 他社の事例発表は、要求事項の解釈方法や、要求に対する各社のスタンスが分かり、大変参考にも刺激にもなります。
    今後の研修会も楽しみに、参加させていただきたいと思います。
  • 特に毎回管理規定を作成時に判断に迷う基準(どこまでの精度、厳しさ、範囲)などについては判断のポイントを具体的に成功事例として明示して頂いたことは、コンサルの上からの指導側ではなく、同じ指導を受けて申請を行う側の企業の豊富な先行事例(実情)として多くの意見交換できたことは非常に有意義でした。