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食品安全マネジメントシステム研修会(9/15金)のご報告

2017年9月15日(金)15:35~18:45に本学1号館2階124講義室にて、2017年度第2回目となる食品安全マネジメントシステム研修会を開催しました。参加者は17名(全員社会人)でした。

大手食品会社のFSMS担当者を講師に招き、FSSC22000導入の事例、HACCP構築の道筋に関するご講演をいただきました。HSCCPの構築では、現場である各工場の製造メンバーを集め勉強会を行い、プランを構築したことなど、具体的なお話を聴くことができました。

その後、講演をもとに参加者が意見交換、情報交換を行いました。

【後日参加者から提出されたレポートより(抜粋)】

  • 国内外の動向の講義では単に団体の説明だけでなく、団体の想いや考えを合わせて説明頂くことでよりわかりやすく聞くことができました。
    進め方での講義ではHACCPプランを製造部の方に作らせることについて共感するとともに、それが実施可能な製造部の方のレベルの高さ、さらには教育された生産・SCM企画推進部のみなさんのお力に驚かされました。
  • 今研修会において、グローバルで対等な業界ネットワークで会員企業によって運営される組織であるTCGFを初めて知った。また、GFSI事務局/コンシュマー・グッズ・フォーラム(TCGF)が日本での活動の推進役であり、そのステアリングコミッティとして、「行政連携ワーキンググループ」、「コミュニケーションワーキンググループ」、「グローバル・マーケットワーキンググループ」と極めて民間企業主導でのコンセプト構築が為されていることも驚きだった。
  • 世界(主にEU、米国)の流通業界は、メーカーのみでなくサプライチェーン全体に「食への安心に対しての取組み」をシステムに基づいて行う事を要求している。H社は細心の注意を払い、食品安全システムの構築をされている点に感銘を受けました。又、その構築に際して、事務局の方は、各工場の対応の深度バランスにかなり苦労されたと思いました。ISO22000は、ISO9000'sを基に「食品安全」に特化したシステムです。会社全体でより効果的にPDCAシ ステムを運用し、目標を達成することができなければ、認証の構築費並びに維持費が企業として損失となる。