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食の安全・安心タウンミーティングを開催しました

2019年9月10日(火)、名古屋学芸大学5号館521講義室にて「令和元年度 食の安全・安心タウンミーティング」(主催:愛知県瀬戸保健所 共催:名古屋学芸大学健康・栄養研究所)が開催され、本学学生、一般市民、食品等事業者 114名が参加しました。このタウンミーティングは、学生、市民、食品等事業者及び愛知県瀬戸保健所が直接意見を交換することにより、食の安全・安心に関する情報を共有し、関係者の相互理解を深めることを目的としています。

はじめに、サラヤ株式会社バイオケミカル研究所 松村玲子氏により、「食中毒における手洗いの重要性について」をテーマに講演が行われ、実験データに基づいて手洗いを科学的視点で解説、手洗いの重要性、必要性をご説明いただきました。

続いて、衛生用品メーカー各社の手洗いに関する取り組み紹介として、サラヤ株式会社中部支店食品衛生サポート部の浦瀬恵介氏により「プロフェッショナルのための手洗い~実演を交えながら正しい手洗いを身につけよう~」をテーマに講演、続いて株式会社ニイタカマーケティング部プロダクトマネジメント課の石川誠也氏により「手洗いによる微生物制御~「剤」からのアプローチ~」をテーマに講演が行われました。

花王プロフェッショナルサービス株式会社C&S企画開発部業務推進グループ兼教育情報グループの村田好史氏による「手指ケアの重要性」の講演も予定されていましたが、台風15号の影響で残念ながらご登壇いただけませんでした。

その後、参加者は協賛企業の「展示・体験ブース」で交流、体験を行いました。協賛企業、団体は愛知県食品衛生協会瀬戸支部、愛知県食品衛生協会豊明支部、名古屋学芸大学、株式会社八百彦本店、サラヤ株式会社、株式会社ニイタカ、花王プロフェッショナルサービス株式会社の3団体、4企業でした。

次に、株式会社八百彦本店 三浦剛裕氏より、「老舗仕出し弁当屋の手洗いに対する取組紹介」をテーマに講演が行われました。手洗いをHACCPによる衛生管理のCCP(重要管理点)として設定し、従事者教育も徹底され、ISO22000認証も取得されており、高度な衛生管理システムが構築されていることを理解することができました。

最後に、本学管理栄養学部 岸本 満教授(健康・栄養研究所 主任研究員)がコーディネーターを務め意見交換会を実施、活発なコミュニケーションが行われました。