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2025.09.24更新

産学連携で食の安全を支える。食品業界向け「リカレント教育」

食品安全専門人材育成リカレント教育の方針

 本学は、地域社会のニーズに応える生涯学習の拠点として、食の安全に携わる社会人向けリカレント教育を推進します。これまでの学内実績と食品業界からのニーズを踏まえ、以下の基本方針に基づき、専門的な教育プログラムを提供します。


■社会人ニーズへの対応

 食品業界からのアンケート調査(有効回答31件)でニーズが高かった「HACCPに関する知識」「食品安全マネジメントシステムに関する基礎知識」「監査に関する知識」などをカリキュラムに組み込みます。これにより、社会人が実務に直結する専門知識を効率的に学び直せる機会を提供します。

■実践的な能力の養成

 既存の学生向けプログラム「ISO食品安全委員会による食品安全専門人材育成プログラム」をリカレント教育に展開し、実践的な教育を提供します。また、アンケートで求められた「論理的思考力」「課題形成力」「コミュニケーションスキル」「現場での応用力」を養うためのカリキュラムを検討・導入します。

■継続的な改善

 既存の「食品安全専門人材養成の方針」に準じ、ステークホルダー(受講者、地元産業界等)との積極的なコミュニケーションを通じて、プログラムの有効性を継続的に検証・評価し、時代の変化や業界のニーズに合わせた改善を重ねていきます。


食品安全専門人材育成リカレント教育の計画(案)

 以下のプロセスに沿ってリカレント教育プログラムを具体化します。


■学内シーズの活用

 2010年から開催している「食品安全マネジメントシステム研修会」や「食の安全・安心タウンミーティング」といった実績を基盤とします。

 大学院寄附講座「FSMS特論」の社会人受講実績を踏まえ、既存の教育資源をリカレント教育用に再構築します。

 管理栄養学部のISO食品安全委員会が研究開発している「食品安全専門人材育成プログラム」を基に、社会人向けのカリキュラムを開発します。

■ニーズに基づいたプログラム開発

 食品業界へのアンケート調査で明らかになった「HACCP」「食品安全マネジメントシステム」「監査」などの項目をカリキュラムの中心に据えます。

 アンケートで「大学をプラットフォームとした企業間の交流の場」という要望があったことを踏まえ、受講者間の交流機会も設けます。

■機関決定

 本リカレント教育の方針と計画は、2025年9月3日の評議会で「食品安全人材教育」をテーマ・分野として機関決定されました。

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