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安全衛生と品質管理に関する勉強会 通算第29回(10/4土)のご報告

 平成26年10月4日(土)10時~13時、本学図書館5階多目的室にて今年度第3回目(通算29回)の勉強会を開催しました。

 講師はキューピー㈱研究開発本部の武内章氏。テーマは「食品工場の衛生管理について」でした。参加者は22名(学生8名、社会人14名)。

 はじめに、キューピー(株)および武内講師の自己紹介があり、続いて「食品安全・品質管理の重要性」、「食中毒の基礎知識」、「食品工場の入室管理」、「食品工場の5S」、「衛生区域管理」、「マヨネーズとは」、「マヨネーズ製造工程」、「マヨネーズの日持ち理論」について解説くださいました。講演中の参加者からの質問にも、具体的に分かりやすく回答いただきました。

 勉強会後半の討論会では、参加者が企業等で実際に抱えている課題について、各参加者の企業等での取り組みや意見を交換し合い、学生も企業や現場の声を聞いたり質問したりと、積極的な意見交換をしました。

 勉強会終了後も参加者同士の交流がみられ、有意義な研修会となりました。

【後日参加者から提出されたレポートより(抜粋)】

  • 食品衛生に関し、改めてその知見を再認識することができた内容でした。また、同業他社様や他業種企業様の実情や苦労を知ることができ、大変有意義な勉強会となりました。
  • 毛髪については、苦情も多いとのことで、様々な対策が取られており、現場の方も含め、色々と工夫している姿が垣間見えるようで、日頃苦情調査や対策立案を行う身としては、改めて身の引き締まる思いがいたしました。
  • 衛生・不衛生の価値観は、従業員それぞれが持ち合わせるとともに個人によってさまざまで、誰にも納得できるルールを作る事が難しい場面があります。だからこそ、このように定期的に意見交換させていただくことで、色々な考え方やその回答を得ることができ、深堀させることが出来ると思っております。
  • 一つ一つの商品に対しての細かな心配りや工場内での厳しい衛生管理のお話はとても勉強になったのと同時に、消費者として安心しました。食中毒の事件などを見かけるたびに、私も食品に対して不安に思うので、信用を取り戻すことの難しさについては理解しているつもりでしたが、企業の人の口からお話をきいて衛生管理の大切さについて、さらに考えさせられました。
  • 討議ででてきた質問を聞いていると企業間で共通の悩みも多いのだと実感しました。埃をとるのに吸引ところころのどちらがよいか、割卵の際の殻の混入をどう防ぐかなどがそれにあたると思います。殻の問題はその機械を使う側と作る側の意見が聞けて面白かったです。
  • 従業員教育や職場の5S管理、いかにしてルールを守らせるかは、日頃から頭を悩ませている問題ですので、キューピー様の取り組み事例を学べたのは、非常に有意義な勉強会でした。