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2022年度 食品安全マネジメントシステム研修会<3/10(金)>のご報告

テーマ 「水産分野における食品衛生とFSMS」

2023年3月10日(金曜日)13:30~16:20、名古屋外国語大学名駅キャンパス(イオンモールBIZrium名古屋6F)MW14室にて、第2回食品安全マネジメントシステム研修会を開催しました。対面で10名、ZOOMで5名、計15名が参加しました。

水産大学校 准教授 古下学 氏を講師に迎え、「水産分野における食品衛生とFSMS」の演題でご講演いただきました。講演の後、その後、講演をもとに参加者が意見交換、情報交換を行いました。

水産加工品を輸出するには国内のHACCP認定に加え輸出先国が求める規格基準に合格しなければならない。水産加工業の対EU ・対米国輸出認定施設数はここ数年増加傾向にあるが、とりわけEU諸国向けに輸出を行う場合は生産(養殖場・漁船)から加工、流通に至るまでEUが求める衛生基準を満たす必要がある。また、漁港における衛生管理基準(レベル1~3)が2008年に策定以降、石巻漁港や下関漁港等では高度衛生管理が行われており漁港における衛生管理基準は、水産物輸出対応へステップアップできるよう配慮されている。講師の古下先生は漁港の衛生的な運用のための調査を行い、調査結果やエビデンスを基に市場関係者とともに改善に取り組んできたことが紹介された。

(岸本満)