ワークショップ

実務者のための栄養管理プロセス研修会(2021年)

実務者のための栄養管理プロセス研修会 報告

毎年行っている栄養管理プロセス研修会を2022年2月17日(土)に開催しました。この研修会の目的は、スキルアップを図る事、業務を振り返るきっかけにする事、横の繋がりをつくる事です。

今年度も新型コロナウイルス感染症対策として、すべてオンライン(zoom)での研修会となりました。新しい試みとして、研修会は、ベーシックトレーニングと分野別トレーニングの2部制で行いました。

1部

10:00~12:00
ベーシックトレーニング
「栄養管理の第一歩~これから取り組む方のためのフィジカルアセスメント~」
講師:日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 林 衛 先生

2部

13:00~15:00
分野別ワークショップ
①急性期(ICU、術後、輸液、がん、NST)
「【症例から学ぶ】栄養は栄養士がする! ―栄養は攻めと情熱で挑め―」
浜松医科大学医学部附属病院 位田 文香 先生
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 林 衛 先生
②慢性期(栄養指導(DM・CKD等)、リハビリテーション栄養、給食管理)
「患者の気持ちを掴む栄養介入~今日から使えるコミュニケーション術~」
医療法人社団順心会 井上病院 角谷 亜矢 先生
愛知医科大学病院 原 なおり 先生
③高齢者(施設、フレイル、嚥下障害、認知症、サルコペニア、重度要介護)
「高齢者の摂食嚥下障害を考える-医療と福祉の壁をぶち壊せ!-」
社会福祉法人英楽会 楓林花の里 小島 三枝 先生
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 伊藤 朱音 先生
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 畠山 桂吾 先生

午前中のベーシックトレーニングには44名(うちスタッフ9名)が参加しました。午後は急性期分野は25名(うちスタッフ3名)、慢性期分野は13名(うちスタッフ3名)、高齢者分野は9名(うちスタッフ3名)が参加しました。

終了後のアンケートより、参加者のほとんどが、午前、午後のどちらも、参加当初の目的が達成されていました。また、理解度も受講前と比べて受講後は上がっていました。特に午後は分野別にしたため、自分の業務内容と近い分野に参加でき、目的が達成させやすかったのかもしれません。

参加者のアンケート(抜粋)

  • 終始わかりやすく丁寧な講演本当にありがとうございました。また、グループディスカッションでは自分がわからず流してたところなどが明らかになって、今日学んだことを活かしてしっかりとアセスメントしていきたいと思いました。
  • 横のつながりが薄いため、大変良い機会となりました。運営など大変かと思いますが、定期的に開催していただけると非常に嬉しいです。
  • 対面の方がコミュニケーションがとりやすいのでいいなと思っていましたが、自宅からでも気軽に参加できたので良かったです。

対面での開催が難しい状況下であったため、オンラインでの開催となりましたが、全体を通して非常に有意義な研修であったと考えます。この研修会で学んだ事を生かしながら、日々の業務に邁進してもらえればと思います。