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名古屋学芸大学の紹介

名古屋学芸大学の紹介

教員組織

教員の教育・研究活動報告

所属と職名 名古屋学芸大学 大学院看護学研究科長 看護学部看護学科教授 別科助産学専攻長
ふりがな しみず よしこ
教員氏名 清水 嘉子
英語表記 YOSHIKO SHIMIZU
生年 1955年
学歴 天使女子短期大学衛生看護学科 卒業(1977年)
天使女子短期大学衛生看護学科専攻科修了(1978年)
常葉学園大学大学院博士前期課程 国際言語文化研究科 国際教育専攻修了(1999年)
横浜市立大学大学院博士後期課程 国際文化研究科 国際文化研究専攻修了(2005年)
学位 学士(家政学)[日本女子大学]
修士(国際教育)[常葉学園大学]
博士(学術)[横浜市立大学]
現在の研究分野 母性看護学 女性生涯発達学 助産学 育児支援
現在の研究テーマ <公的資金により取り組んでいる研究>
  1. 「夫婦ペアレンティングを促進するプランの開発と評価」
    科学研究費 基盤C 2022年度~2025年度 研究代表者
*詳細紹介 科研費による研究業績のまとめ(基盤C 代表)

主な研究業績

【著書】
題名 単・共
の別
発行日 発行所名 備考
育児で感じる幸せな気持ち
 育児幸福感
単著 2016年 東京図書出版 詳細はこちら
いきいき子育て手帳 単著 2016年 東京図書出版 詳細はこちら
母親の心の健康チェックシートハンドブック 単著 2017年 パレードブックス 詳細はこちら
【学術論文】
題名 単・共
の別
発行日 発行雑誌又は発
行学会等の名称
備考
<筆頭論文>研究論文の一部のみ紹介
思春期世代における生命尊重および学生の性交渉に対する意識と自己肯定感との関連性
共著
筆頭
2008年 日本性科学学会誌
VOL30 pp51-62
査読有
母親の育児幸福感を高めるプログラムの実施と評価  共著
筆頭
2007年 日本看護科学学会誌
VOL29 NO.1
p41-50
査読有
中国都市部の中国人の母親の育児幸福感と結婚の“現実”-日本在住の日本人の母親との比較- 単著 2008年 母性衛生
VOL51 N0.2
p344-351
査読有
母親の育児幸福感を高めるためのコースプログラムの開発と評価 共著
筆頭
2009年 日本助産学会誌
VOL25 NO.2
p215-224
査読有
母親の育児ストレス尺度 -短縮版作成と妥当性の検討- 共著
筆頭
2010年 子どもの虐待とネグレクト
VOL12 NO.2
p261-270
査読有
母親の育児幸福感尺度の短縮版尺度開発 共著
筆頭
2010年 日本助産学会誌
VOL24 NO.2
p261-270
査読有
助産実習における分娩第1期の学生の学び 共著
筆頭
2010年 母性衛生
VOL52 NO.4
p584-594
査読有
「育児幸福感」を高める母親支援の新し い形 単著 2012年~2013年 保健師ジャーナル(医学書院)連載(12回)
VOL68NO4 pp338-343~VOL69 NO3 p224-230
査読無
助産実習における学生の 助産技術の習得
 -分娩介助例数による達成状況と指導者との評価比較-
共著
筆頭
2013年 長野県看護大学紀要
VOL15
p1-13
査読有
生後3か月の子どもをもつ母親の育児への自信 -育児幸福感、育児ストレス、蓄積的疲労、属性の検討- 単著 2013年 小児保健研究
VOL72 NO.5
p672-679
査読有
乳幼児を育児している「母親の心理健康チェックシート」の作成 単著 2014年 母性衛生
VOL54 NO.4
p580-587
査読有
「母親の心の健康チェックシート」を用いた育児相談における母親の語り 共著
筆頭
2014年 母性衛生
VOL56 NO.1
p146-153
査読有
生後3歳の子どもをもつ母親の育児への自信と心身の状態、属性、育児のサポートの関連 単著 2017年 母性衛生
VOL57 NO.4
pp660-668
査読有
乳幼児の母親の心身の状態に関する縦断研究 単著 2017年 日本助産学会誌
VOL31 NO.2
p1-10
査読有
特別寄稿 プライマルヘルツをめぐって 単著 2018年 長野県看護大学紀要
VOL20
p1-10
査読無
育児期にある夫婦ペアレンティング-互いの育児の批判をめぐって- 単著 2020年

日本助産学会誌
VOL34 No1
p103-113
査読有
子育て期にある夫婦ペアレンティング調整パターンと関連要因 単著 2020年 母性衛生
VOL61 No2
p340-351
査読有
子育て期にある夫婦関係の自覚と夫婦ペアレンティングへの思い 単著 2021年 日本助産学会誌
VOL35 No2
p145-154
査読有
育児期にある夫婦ペアレンティング-母親の促進行動と批判行動への影響要因- 単著 2022年 母性衛生
VOL63 No1
査読有
Developing a New Co-parenting Awareness Scale for Measuring Effective Co-parenting Awareness Strategies: Relationship with Attribute/Parental Awareness Development 共著
筆頭
2023年 Clinics in Mother and Child Health Vol. 20 Iss. 1 No: 1000445 P1-9 査読有

主な教育上の業績

【大学教育の改善に関する活動】
活動事項 単・共の別 年月 備考
1.思春期ピアカウンセラー養成講座 DVD作成
共著 2009年 長野県看護大学で開催されている思春期ピアカウンセラー養成講座の収録並びにカリキュラムの紹介などにより構成されている。オープニングエクササイズ、ピアカウンセリングに関する知識/必要な技術、セクシャリティに関する自己決定権を高める、ピアカウンセリング活動の展開、受講後のピアカウンセリングの活動、サークルが主な内容である。
制作 清水嘉子、松原美和、林洋子、赤羽洋子
2.育児ストレス尺度、育児幸福感尺度(短縮版を含む)の開発 単著 2002年~2010年 出産後の子育て期にある母親への支援を行っていくうえで、母親の心の健康状態を評価できる尺度を開発した。
母性助産領域の看護実践者や研究者に活用されることを目指しており、尺度使用願いの申し出が、メール等で来ており、活用が今後も見込まれる。
1.教材ビデオ作成(分娩期) 共著 2005年 「科学的に会陰保護法を学ぼう~newscanシステ ムGLOVEを用いた会陰保護圧の検証から~」 アーティスティックエージェンシー社「会陰保護法を学ぶ~よりよい出産体験への援助を目指して~」の教材ビデオの再検討を行い、newscanシステムGLOVEを用いた会陰保護圧を学内演習モデル、開業助産院の検証から科学的に解明し、助産師教育における学生の分娩介助学内演習時の両手の用い方の指導に役立てることを目的とした。 担当分 ファントームモデルを用いたデモンストレーションモデルとして実施した。 制作責任者 落合富美江 制作協力者 清水嘉子 森江雅子
2.教材ビデオ作成(産褥期) 共著 2006年 コンテンツ制作の一環として切迫早産の妊婦、および産褥期にある褥婦を対象にしたヨガビデオの作成 遠隔看護(文部科学省研究費基盤B)の研究の一環として、切迫妊婦及び産後の褥婦を対象としたコンテンツビデオを制作した。是は、遠隔看護を展開する際に活用することを目的としている。 プロジェクト責任者 北山秋雄 制作責任者 清水嘉子 制作協力者 藤垣静江
【作成した教科書】
教科書名(対象講義名) 単・共
の別
年月 備考
疾患から見た病態関連図 子宮癌 乳癌 共著 2005年 医学芸術社
新版助産師業務要覧 増補版第5章B 成熟期 育児支援 共著 2005年 日本看護協会出版会
助産師基礎教育テキスト
第7巻 ハイリスク妊産褥婦と新生児のケア
共著 2009年 日本看護協会出版会
助産師基礎教育テキスト
第6巻 乳児の発達と健診
共著 2009年 日本看護協会出版会
新体系看護学全書 
母性看護学1
母性看護学概論
ウイメンズヘルスと看護
共著 2010年 メジカルフレンド社

主な職務上の業績

【資格・免許】
資格・免許の名称 取得年月 発行者・登録番号 備考
看護師免許証 1978年 厚生労働省 第319451号  
助産師免許証 1979年 厚生労働省 第75822号  
保健師免許証 1979年 厚生労働省 第41101号  
養護教諭2種普通免許書 1978年 文部科学省 第26号  
中学校保健教諭2種普通免許書 1978年 文部科学省 第219号  
看護教員養成講習修了 1981年 厚生労働省 第3828号  
【社会的活動等】
活動事項 期間(年月) 活動機関 備考
長野県助産師活用検討委員会 委員 2007年    
長野県看護教員養成講習会カリキュラム作成検討会委員 2007年    
長野県健やか親子21 検討委員 2012年    
長野県看護教員養成講習会カリキュラム作成検討会委員 2007年    
大学基準協会評価委員会評価分科会主査 2016年度
2017年度
   
文部科学省科学研究費補助金(基盤研究・スタートアップ)の第一・二段階審査委員 2009年~2012年    
長野県看護協会ナースセンター事業運営委員会委員長 2015年~2016年    
信毎賞審査委員 2014年~2017年    
日本看護系大学協議会 会員校代表 2014年~現在に至る    
長野大学外部評価委員会副委員長 2017年~2019年    

所属学会

【所属学会名称】
学会名称 日本看護科学学会、日本母性看護学会、日本母性衛生学会、愛知県母性衛生学会、 日本助産学会、日本助産師会、日本小児保健学会、日本家族看護学会
【所属学会役員歴等】
学会及び役員名 期間(年月) 備考
日本看護科学学会評議員(平成25年度より社員に名称変更) 2011年~2019年  
日本看護学会委員(母性看護)、選考委員長 2005年~2013年  
日本母性看護学会 専任査読員 2011年~現在に至る  
愛知県母性衛生学会役員 2020年~現在に至る  

主な職歴

事項 期間(年月) 備考
函館中央病院 助産師 1978年4月~1981年3月  
厚生院看護専門学校 専任教員(人事異動にて) 1981年4月~1985年3月  
聖母病院 助産師 1985年12月~1988年3月  
長泉町保健センター 保健師 1991年5月~1997年3月  
「教育歴」
聖母女子短期大学 専任講師(助産専攻科)
1988年4月~1991年3月  
静岡県立大学 看護学部専任講師(母性・助産看護学) 1997年4月~2005年3月  
長野県看護大学・大学院 教授(母性・助産看護学) 2005年4月~2010年3月  
同大学 学部長 学部・大学院教授 2010年3月~2014年4月  
同大学 学長 大学院教授 2014年3月~2017年4月  
同大学名誉教授 第12号 2017年6月  

受賞学術賞

受賞事項 年月 備考
母性衛生学会 学術奨励賞推薦論文 1911年 「育児ストレスの実態研究ストレスの--情動反応を中心にして」
1912年 「母親の育児ストレス国際比較-韓国(京畿道)中国(北京)ブラジル(ブラジリア)から-」
Young scholar Award受賞 2006年 THE 7TH SNU ERIINTERNATIONAL CONFERENCE EDUCATION RESEARCH by KOREA(SEOUL)
The Relationship between Japanese Mother’s Childcare Happiness and Their Employment Status.

科学研究費等外部資金導入実績

名称 題名 年月 機関名 備考
日本看護協会出版会助成金 研究代表者 産痛の察知と受け入れと出産体験の経験化 1987年~1988年 聖母女子短期大学  
科学研究費
基盤研究C
研究代表者
母親の育児幸福感を高める援助プログラムの開発 2005年~2007年 長野県看護大学 *詳細紹介
科学研究費
基盤研究C
研究代表者
母親の育児幸福感を高めるプログラムの再開発と評価尺度の検討 2008年~2010年 長野県看護大学 *詳細紹介
科学研究費
基盤研究C
研究代表者
母親の健康チェックシートの開発と評価―育児相談への活用と縦断調査の試み― 2012年~2014年 長野県看護大学 *詳細紹介
科学研究費
基盤研究C
研究代表者
家族の再構築を促す育児期支援プログラムの検討 2016年~2021年 長野県看護大学  
科学研究費
基盤研究A
分担研究者
里山における災害被災者支援のための遠隔ケアシステム構築に関する研究
研究代表者 北山秋雄 
2013年~2015年 長野県看護大学  
科学研究費
基盤A研究
分担研究者
地方小都市における最先端ITを用いた認知症トータルケアネットワークシステムの構築
研究代表者 北山秋雄
2016年~2019年 長野県看護大学  
科学研究費
基盤研究C
分担研究者
入院中の乳児に付き添う母親の母乳育児支援プログラムの実施と評価
研究代表者 塩澤綾乃 
2015年~2016年 長野県看護大学  
科学研究費
基盤研究C
分担研究者
未就学児をもつシングルマザーの育児および健康支援に向けた包括的アプローチ
研究代表者 佐々木美果 
2017年~2021年 長野県看護大学  
科学研究費
基盤研究B
分担研究者
山間過疎地域における在宅療養者と家族に対する遠隔看護システムの開発に関する研究
研究代表者 北山秋雄 
2005年~2007年 長野県看護大学  
科学研究費
基盤研究B
分担研究者
母子健康影響因子となる臭素系難燃剤および塩素・臭素化ダイオキシン類の汚染実態究明
研究代表者 太田壮一
2005年~2007年 静岡県立看護大学  

主な担当科目と授業の改善と工夫

【担当科目名(対象学部・学科)】

名古屋学芸大学看護学部
母性看護学概論 母性看護方法論1.2 母性看護実習 看護研究2
別科助産学専攻
地域母子保健 助産学研究

大学院看護学研究科
看護研究方法論

【授業の改善と工夫】
科目の狙いに沿った講義内容を精査して構成している。また、概論では多くの関連図書を紹介し、単に知識にとどまらず様々な書物を通してテーマに関する理解を深めるようにしている。
講義は座学ではパワーポイントにより、資料としても同様のものを配布している。演習による技術の習得や、ケアを看護場面の中で学べるよう演習の工夫をしている。
学んだことの成果を試験によって確認する。試験範囲も多くなっているが、記述式の出題により、どれだけ自分のものとして身に着けられているかについて知るようにしている。
また、グループワークによるアクティブラーニングを導入し、学習の修得を目指し、発表を通して自分のグループの学びに加え、他のグループからの学びを確かなものとするため、発表時に全員がシートを共有する。
助産学研究では、自らの研究の取り組みをストーリーにして紹介し、研究に対する親近感をもたせる工夫している。地域母子保健では保健師としての経験踏まえて、周産期における学習から地域における母子を取り巻く課題や活動に関心を広げるように心がけている。
大学院では、必修科目である看護研究方法論において、研究の取り組みの基礎となる知識や能力を培うために、講義と抄読会を中心にして、さらにディスカッションを入れて理解を深められるように進めている。

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