児童発達教育専攻取得可能な免許状・資格

小学校教諭一種

小学校教諭は、小学校に在籍する児童に対し、文部科学省が定めた「学習指導要領」に沿って授業計画を立て、教科の指導を行います。基本的に担任の先生が一人で、国語から体育までの全教科を教えます。また、給食や登下校などの学校生活の指導や運動会などの学校行事の運営なども担います。確かな学力とともに、社会性や協調性、思いやりの心を育む、大きな責任とやりがいのある仕事です。
小学校教諭1種を取得するためには、卒業に必要な科目に加え、教職の意義や基礎理論、各教科教育法、生徒指導法や教育相談などの履修が必要となります。さらに、小学校教諭として就職するには、各自治体が実施する教員採用選考試験に合格する必要があります。

履修単位数等、一定の要件を満たす必要があります。

特別支援学校教諭一種(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)

特別支援学校教諭は、特別支援学校(知的障害・肢体不自由・病弱・聴覚障害・視覚障害)における教育を担います。特別支援学校には、幼稚部・小学部・中学部・高等部・専攻科があり、規模によっては幼稚部・専攻科がない学校もあります。障害の程度によってカリキュラムを分ける場合がありますが、文部科学省の学習指導要領に基づき授業を展開します。自立活動の授業では、障害による困難性の軽減を目指す学習内容も行われ専門性の高い教育が求められます。小学校の特別支援学級担任や、通級による指導を担当する教員については、特別支援学校教諭免許状を有すること等の法令上の規定はありませんが、その専門性を重視すると特別支援学校教諭免許を取得していることには大きなメリットがあります。通常の教育現場にも、さまざまな困難をかかえた子ども達が多く在籍しているからです。特別支援学校教諭免許は、本学の場合小学校教諭免許取得が必至となります。

「教育実習(小)Ⅰ・Ⅱ」の単位修得等、一定の要件を満たす必要があります。

日本心理学会 認定心理士

日本心理学会認定心理士とは大学における心理学関係の学科名が学際性を帯びてきて、必ずしも「心理学」という、直接的名称が使われていない場合が多いことから、心理学の専門家として仕事をするために必要な、最小限の標準的基礎学力と技能を修得している、と日本心理学会が認定した人のことです(公益社団法人日本心理学会)。この資格の取得者は、日本心理学諸学会連合が主催する心理学検定1級に認定される優遇措置が適用されます。 なお認定心理士は、公認心理師や臨床心理士とは異なるものです。これらの資格の特徴は、厚生労働省や日本臨床心理士資格認定協会のサイト等を確認してください。

履修単位数等、一定の要件を満たす必要があります。

学校心理士認定運営機構 准学校心理士

准学校心理士は、学校心理士に準ずる資格として設けられています。本学においては、所定の学校心理学領域の単位を取得し、申請することで資格を得ることができます。准学校心理士は通常よりも短い実務経験期間で学校心理士の資格を受験することができます。
学校現場においては、不登校やいじめ、学級崩壊、発達障害など教育現場をめぐる心理的援助のニーズが高まっています。准学校心理士はこのような学校現場を取り巻く問題に対し、子どもへの直接的な援助・教員や保護者への間接的な援助を通じて問題の解決を目指すことを目的としています。

社会福祉主事(任用資格)

社会福祉主事任用資格は、地方自治体で社会福祉に関わる仕事を行うための資格です。任用資格とは、公務員として特定の職業に就く際に必要となる資格で、社会福祉主事はその任用資格の一種となります。厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する科目のうち3科目以上の科目を修めて卒業すれば取得できます。

なれる職種(一例)

  • 公立小学校・特別支援学校教諭
  • 公務員(行政職員、児童相談所職員)
  • 団体・一般企業など

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