学校現場でのあらゆるニーズに幅広く応える
「養護教諭」を養成する
我が国における社会環境や生活様式の急激な変化は、子どもの心身の健康に大きな影響を与えています。例えば、肥満、むし歯、視力低下、アレルギー疾患の増加等の身体的な問題の他にいじめ、不登校等のメンタルヘルスに関する問題、性に関する問題、喫煙・飲酒・薬物乱用、新たな感染症、ネット依存、LGBT等々の健康課題が顕在化しています。このような状況の中、これら現代的健康課題の解決に向けて養護教諭の期待がますます高まり、役割が拡大しています。
本専攻では、学校現場でのあらゆるニーズに幅広く応える「養護教諭」の養成を目指しており、そのため4年間のカリキュラムは職務に直結する学びを展開しています。
本専攻の特長は二つあります。
一つ目は、教員に養護教諭経験者を多く配置し、職務全般を学習していることです。
教育現場で実際に起きた事例を基に授業を展開するので、臨場感があり、また自分だったらどうするか?とつねに考えを求められるので、思考力・判断力を深めることができます。
二つ目は、養護教諭養成に特化した最新の施設・設備で実践力を強化していることです。代表的な施設に、保健室を再現したコーナーを併設した「学校保健実習室」と実際の医療機関をモデルにベッドを配置した「看護学実習室」があります。これらの施設で教育現場を想定したケーススタディやロールプレイングを行うことにより、知識や技能を態度や行動に結び付けることができます。