子どもケア学科

児童発達教育専攻

<小学校教諭・特別支援学校教諭>

さまざまな個性を持つ子どもたちの
健やかな成長を支える先生へ。

取得可能な免許状・資格
  • 小学校教諭一種
  • 特別支援学校教諭一種
    (知的障害者・肢体不自由者・病弱者)
  • 日本心理学会 認定心理士
  • 学校心理士認定運営機構 准学校心理士
  • 社会福祉主事(任用資格)

ヒューマンケア学部の
3つ目の新しい専攻

ヒューマンケア学部は、2005年に養護教諭を養成する子どもケア専攻と、保育士や幼稚園教諭を養成する幼児保育専攻の、2つの専攻でスタートしました。これまでに、保健や保育、心理学、社会福祉など、ケアと教育に関わる分野を幅広く学んだ子どもの成長を支える専門家を数多く輩出してきました。そして2021年の春、心理学の学修をベースに、小学校や特別支援学校の教員を養成する児童発達教育専攻をヒューマンケア学部の3つ目の専攻として開設しました。

学校教育の多様な課題

学習指導要領の改訂やICTの教育への活用、小学校の教科担任制の導入など、常に学校は変化しています。また、例えば発達のおくれのある子どもや海外の国にルーツをもつ子どもたちのように、特別な支援を必要とする子どもたちの教育など、社会は新しい課題に柔軟に対応できる先生を求めています。

児童一人ひとりの健やかな発達を支える教育者へ

学校教育の現場で、多様な児童一人ひとりを深く理解し、長期的な発達を見据えた上で適切な対応ができるように、児童発達教育専攻では、小学校教育と特別支援教育、心理学の3 つの学びを重視したカリキュラムを設置しています。

Original

独自の教育プログラム

教職プロフェッショナル講座

教職課程の全教員が連携して、全学年の教職希望者を強力にサポートし、採用試験合格とその先の活躍を支えます。

「教職プロフェッショナル講座」として、小学校教諭、特別支援学校教諭希望者を対象に、独自の教育プログラムを実施しています。採用試験合格をゴールとした従来の対策講座と違い、次世代型の教員に求められる資質・能力、専門性を身につけ、将来教育現場で着実に活躍できるよう、教職課程の教員が一丸となった指導体制を確立し、強力にサポートしています。

教職プロフェッショナル講座の3つの柱

1つ目の柱 2つ目の柱 3つ目の柱
教員としての資質・能力を
強化する特別プログラム
合格の先まで見据えた
教員採用試験対策
教職を目指す学生の仲間づくり
学校体験や現役教員を招いた勉強会などによって、教員の専門性を高めます。 試験対策はもちろん、「どんな教員になりたいか?」を問い、その実現をサポートします。 大学生活を通して、共に学び、支え合う仲間を作ります。
実習サポート

教育現場を知り尽くした教員たちが学外実習の前・中・後をサポート。

将来のビジョン形成に最も強い影響を与える学外実習をより実りあるものにするため、教育現場を熟知した教員たちが、事前指導、実習中フォロー、事後指導を実施しています。実習の質を大きく左右すると言われる実習計画の立て方からマンツーマンで丁寧にサポートし、実習中の相談や事後の振り返りも手厚く行っています。

実習前 実習中 実習後
実習計画作成の個別サポート 担当教員による実習先訪問 教員監修の下、実習体験報告会を開催
現場で何を学ぶのか、どんな力を身につけたいのか、そのために何をするのかなど、丁寧に計画していきます。 現場で直面している課題や抱える不安について、実習先で細かく相談できます。 実習を振り返る機会になるだけでなく、他の学生と互いに経験を共有することで教育現場のさまざまなケースを学べます。
特別演習

教育現場で活用できる+αの力を身につけるために特別演習があります。

児童発達教育専攻では、3年次に「特別演習A~E」を設置しています。これは通常の小学校教諭養成課程にはない新たな視点から教育現場や社会の諸問題に向き合うものです。さまざまなテーマに沿ってグループ討論やディスカッションをする授業など、さまざまなプログラムを用意しています。「調べ、考え、感じる」少人数制の演習形式で進行するこれらの授業を通じて、将来の教育者としての在り方に新たな価値を見出すことができるでしょう。

科目名称 学習内容の一例
特別演習A(保健医療領域) 感染症対策や生命倫理問題、臓器移植など
特別演習B(福祉領域) 手話や指文字でのコミュニケーションなど
特別演習C(発達・教育領域) 公教育と家庭の教育、民間教育産業など
特別演習D(多文化共生) さまざまなルーツ・国籍を持つ児童の共生など
特別演習E(リスクマネジメント) 児童虐待やいじめ、子どもの権利を守る支援や制度など

Others

その他

ゼミナール

ゼミナール紹介

児童発達教育専攻の個性豊かで多様なゼミを紹介します。

将来につながるテーマを設定し、より深く研究していきます。

子どもの「こころ」と「からだ」を科学する、という学科の理念をベースに、学生は自ら興味のある領域を定め、教員とともにテーマを設定し、より専門的に研究していきます。具体的にはフィールドワーク・文献研究・資料収集・調査など、試行錯誤を重ねながら、自ら描く理想の将来像への基礎を築きます。これらのプロセスは深い教養と人間性の礎となり、現場で活躍するための原動力となります。

研究事例

  • これからの教育と授業・評価等に関する研究
  • 実践的な教育(教科・教材開発等)に関する研究
  • 特別支援教育と小学校教育のつながりやその在り方に関する研究
  • 人間の認知と情動のはたらきに関する研究
  • 児童期~青年期のメンタルヘルスに関する研究
オーストラリア研修

実際に現地の特別支援学校などで体験学習もできる、「オーストラリア研修」を実施しています。

春休みを利用して、約1カ月間の海外研修を行っています。研修先はオーストラリアのグリフィス大学。研修中は、英会話の授業をはじめ、オーストラリアの教育制度や子どもケアに関する講義を受講します。現地の教育現場を視察し、研修の後半では、実際に保育所や特別支援学校での体験学習も実施。オーストラリアの子どもケアの現状を理解し、日本との違いを学ぶことができます。なお、本学では国際交流課を設置し、姉妹校である名古屋外国語大学と連携しながら、海外研修プログラムの充実を図っています。

過年度実施(内容は変更の場合があります)

キャリアサポート

採用試験や就職活動は、2つの拠点「教職センター」と「キャリアサポートセンター」が連携してサポート!

教職センター

専任のスタッフが一人ひとりの相談に応じ、実習や採用試験対策をサポートしています。

教職センター

キャリアサポートセンター

教職に限らず幅広い業界の就職活動を多角的にサポートしています。

独自の施設が充実(HC203 第2多目的演習室)

新しい学びを探究することのできる空間として、教室の半分以上をオープンスペースとして活用できるように、移動式の机や実験台を配置しています。主に理科で使用する移動式の実験台は、上下昇降も可能なタイプで、小学生から大人まで使用可能な高さに調整ができるようになっています。また、ICT機器を活用して、データの共有、発表、ディスカッションができるようにするため、移動式の大型電子黒板2台と吊り下げ型のモニターも設置されています。

教科教育の授業で、机を移動し、形状を自由に変えて話し合いを行ったり、模擬授業の場としたりするだけでなく、「子ども大学」など地域の小学生を対象とした実験教室を行うなど、多目的な活用が可能です。

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