Greeting
ごあいさつ
名古屋学芸大学
ヒューマンケア学部長
津金 美智子
みなさんは、「ヒューマンケア」と耳にし、どのようなことを思い浮かべますか。
「ヒューマンケア」とは、本学では「人間援助」と考えています。それは、本学の建学の精神である「人と心」をテーマにした「人間教育と実学」に基づくものです。
ヒューマンケア学部では、0歳から18歳までの子どもを「一人の人間」として尊重し、健全な成長・発達を支援するために必要な専門知識・技能を有し、かつ、子どもケアの活動に求められる豊かな人間性と多面的に人間を理解する力を有する、保育・幼児教育活動、学校保健活動、児童生徒等の教育及び心理面での支援活動などが行えるスペシャリストの養成を目指しています。
そのためには、理論に基づき、今、目の前にいる子どもの「こころ」と「からだ」に寄り添い、みずみずしい感性や心の揺れ動きを、さらには限りない可能性などを受容し、愛情をもって応答的に関わる力が必要です。
学生のみなさんが、こうした子どもとの関わりに喜びを感じ、「ヒューマンケア」に込められた「生きる」ことの意味を深く追究し、子どもを取り巻くさまざまな課題にも多様な人々と解決に向かおうとする主体性や協働性、コミュニケーション力などを高めていってほしいと願っています。