豊かな感性のために
皆さん、いろいろなことを勉強し、知ってください。そうすると今まで感じ取れなかったことが感じ取れるようになってくるはずです。その知識の広がりは、今まで許せなかった事態が許せるようになるかもしれません。逆に、知らないが故に声を上げなかったことに、異議を唱えることができるようになれるかもしれません。恐ろしくてどうしようもなかったことが怖くなくなることもあるでしょう。実はこれが人間の大きさ、心の成長ということであり、まさしく、その人の持つべき教養ということになります。
人と協働するために
皆さんは専門知識を得て、社会人となっていかなければなりません。専門分野での勉強を積み上げて高い山の様にしてください。皆さん、一般に山は裾が大きくなければ高くできないことは知っていますよね。社会は今、様々な専門分野を融合した能力が求められています。一つの専門領域を深く学びながらも、それを支える周辺の複数の学問領域を学ばなければ、その専門分野で高い山に登ることはできません。多様な学問を学ぶところは教養教育の一つの意義になります。
継続的な自己改善のために
人も組織も強いものが生き残るのではありません。変化に対応できる柔軟性を持ち、自主的に学び続け、自己改革ができる人や組織が繁栄することは歴史が示しています。皆さんも諦めず、自己改革の姿勢を継続させて実りある学生生活を送ってください。







