名古屋学芸大学の紹介

人材養成の目的と各ポリシー

名古屋学芸大学短期大学部 現代総合学科

人材養成の目的

【現代総合学科】
 本学科の教育目標は、豊かな人間性の涵養と実学の追究という教育理念のもとに、社会人としての自覚を養うとともに、実践的な知識や技術を磨くことにあります。さらに、自然を思いやり、ほかの人々と協調することができる「高い品格の養成」という伝統的な学園風土の中で、幅広い教養と個性の伸長に努めます。

[ 健康科学系 ]
 現代社会で求められている、人に優しい社会づくりに寄与することを目標として、実践的な教育を中心に、健康の保持・増進と快復を支援する機関で活躍するために必要な能力、専門的知識および資格を備えた人材の育成を目指します。

[ グローバルビジネス系 ]
 コミュニケーション能力をベースとして、急速なグローバル化・情報化が進展する社会に適応する能力を身につけ、ビジネス社会でオールラウンドに活躍できる人材の育成を目指します。

[ 生活デザイン系 ]
 多様化する現代社会において、実生活に沿った考え方に立ちつつ、生きる力となる知識・技術の習得を目標に、望ましい食生活のあり方、個性的で創造性豊かなファッションセンス、そしてすべての「ものつくり」に欠かせないデザインの力とセンスを養い、最新の技術をも身につけた実践的な能力を有する人材の育成を目指します。

アドミッションポリシー

【現代総合学科】
 名古屋学芸大学短期大学部では、「人間教育と実学」の建学の精神にもとづいて、現代社会にふさわしい人間性の涵養と実学の追究を現代総合学科の教育目標としています。この教育目標を達成するために、健康科学系・グローバルビジネス系・生活デザイン系の3つの系を設置し、人間性の向上を目指して真剣に努力するとともに、各系が以下に掲げる人材養成目的に応じて専門性を高めようと努力する人の入学を希望します。
[ 健康科学系 ]
 将来メディカル秘書として医療・福祉の分野で貢献したい人、または、養護教諭として学校等で子どもの心身の健康と安全を守る仕事に就きたい人を求めます。そしてこの職務への関心と意欲が高く、コミュニケーションを通じて他人を理解すると同時に、自分の考えを述べることができる人。
[ グローバルビジネス系 ]
 ビジネスのグローバル化と情報化に対応できる次のような学生を求めます。異文化交流や理解を通じて豊かな国際感覚を養い、ビジネス界で活躍するために必要な英語力とコミュニケーション能力を身につける意欲のある人。もしくは、Web系(ホームページ、ブログ、ソーシャルネットワーキングサービスなど)・オフィス系アプリケーションを習得して、オフィス業務に活用しようとする意欲のある人。
[ 生活デザイン系 ]
 健やかに生きるライフスタイルを追究し、食、衣、総合デザインに関する広範な知識と技術に興味を持ち、食の分野では実践を重視して学び、考え、行動できる人、衣の分野ではファッションデザインを身につけ夢に向かってチャレンジできる人、総合デザインの分野では、社会の課題を、絵を描くことやものを作ることを通して解決しようとする人、そしてこれらの分野に関心と意欲のある人。

カリキュラムポリシー

【現代総合学科】
 本学のカリキュラムは、「現代社会にふさわしい人間性と実学の追究」という学科の教育理念に沿って次の観点から編成されています。まず、基礎・人間教育科目を学科共通科目として設定し、幅広い教養を基盤とした豊かな人間性と、他者を理解し自己とのつながりを大切にする社会性の両面で、知・徳・体のバランスの取れた人格の基礎形成を目指します。次に、健康科学・グローバルビジネス・生活デザインの3つの系から成る専門領域において、それぞれが掲げる人材養成目的を策定します。さらに、将来の進路をイメージできる履修モデルを立てて学生にガイドラインを明示し、学習目標の明確化を促します。加えて、産業界と連携したキャリア講座を全学対象で開講し、現実に即したキャリア導入を支援します。最終的に、これら教育目標を達成するため、各科目を相互関連性と履修の順次性を考慮して配置した体系的・構造的なカリキュラムを構築し実践します。
[ 健康科学系 ]
 健康科学系のカリキュラムでは、「メディカル秘書」および「養護教諭」の履修モデルを設け「基礎メディカル」の授業科目群を基盤として、専門的知識とスキルの習得を図るため、それぞれ次のように教育課程を編成しています。これをもって各分野で修得した能力を実践に生かすことのできる教育に重点を置いています。
 「メディカル秘書」の履修モデルでは、医療事務および医療秘書の専門的知識・技術を習得するために、医療に関する事務的処理、医療関連の情報処理技術、診療報酬業務の内容と処理の流れ、などの科目群を配置し、保健・医療・福祉にかかわる分野での職務に対応しています。
 また、「養護教諭」の履修モデルでは養護にかかわる専門的知識・技能を習得するため、看護学、心の健康、健康教育などに関連する科目群、および教員養成に関連する科目群を配置し、養護教諭および養護にかかわる分野での職務に対応しています。
[ グローバルビジネス系 ]
 実社会のニーズに応えるコミュニケーション能力・英語力・IT活用能力を効果的に習得できるよう、自己・相互啓発を重視し、双方向性に富んだ授業科目群を系統的に配置しています。
 この方針に従って、社会人に必須の教養・マナーを中心に基礎的な知識とスキルを習得させるため、「グローバルビジネス基礎」科目群を配します。その上で、学生が将来の進路に応じた履修計画を立案するための指針として、「グローバル英語」「ビジネス実務」の二つの履修モデルを設定し、カリキュラムを編成しています。
 「グローバル英語」の履修モデルでは、国際感覚を身につけるために、1年次に全員参加の海外研修を実施します。その後、就職・編入・留学など、各自の目標を達成するための応用科目を配置し、グローバル社会で活躍できる「バイリンガルなコミュニケーション能力」の養成に重点を置いています。
 「ビジネス実務」の履修モデルでは、IT・ビジネス系の基礎科目を、資格試験と関連づけながら1年次に配置しています。2年次には、マナー・IT・コラボレーションの各スキルを統合した応用科目を取り入れ、就職・編入学に不可欠な実践力の育成に重点を置いています。
 この中で、学位授与の方針に掲げた「グローバル社会にふさわしい人材」としての総合的な能力育成を実現します。
[ 生活デザイン系 ]
 生活デザイン系のカリキュラムでは、生活全般に関するデザインの基盤知識を習得させるため、「生活デザイン基礎」を授業科目群として配置します。その上で、将来の進路に関した「食生活」「ファッションデザイン」「デザイン」の履修モデルを立て、学生が自らの興味・適性に応じて領域を選ぶよう導きます。
 「食生活」の履修モデルでは、フードデザイン、調理、生活と健康の分野を用意し、食生活および食環境デザインに特化した教育課程を編成します。特に、実習・体験型学習の科目を多く配置しています。
 「ファッションデザイン」の履修モデルでは、衣服の設計やデザインを中心にした講義・実習科目を数多く配置し、作品のデザインから作品制作まで系統立てて履修します。さらに、検定資格に関連づけた実践的な科目を導入しています。
 「デザイン」の履修モデルでは、作品や企画を外部に発信するための技術として視覚伝達デザインからプロダクトおよび空間デザインまで広範に、デザインの知識・技術・企画力を養成する科目を配置しています。

ディプロマポリシー

【現代総合学科】
 自立した人間として、また他者と協力して地域社会を支える一員として、豊かな教養と健康科学系・グローバルビジネス系・生活デザイン系において習得した専門的能力の双方が、設定されたレベルに到達していること、さらに、変化の激しい時代にあって専門性を活用して問題を見いだし、対処・解決するため将来も学び続ける能力を身につけていること、これらを学位授与の方針(ディプロマポリシー)とします。
[ 健康科学系 ]
 豊かな人間性およびチームや組織で求められるコミュニケーション能力を基盤として、医療事務、医療秘書の知識・技術を習得し、保健・医療・福祉チームの一員としての役割行動を担えること。または、養護教諭としての専門的知識と技術を習得しており、養護業務全般にわたって円滑な対応ができること。
[ グローバルビジネス系 ]
 豊かな国際感覚と基礎的なIT能力を基盤として、実践的英語力または専門的IT活用能力を習得していること。その能力を生かし、グローバル化・情報化の進む社会の組織・機関において「即戦力となるビジネスワーカー」として活躍できること。
[ 生活デザイン系 ]
 環境や人間に対する優しさに配慮したデザインの発想力と感受性、豊かなライフスタイルを実践する能力を習得していること、および食の分野・ファッションデザインの分野・総合デザインの分野において修得した知識と技術を、関連業界で即戦力として生かせること。

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