デザインは、人間が必要とするあらゆる健全さ(ウェルビーイング)に貢献する、様々な知見と技 術を必要とする活動であり、社会課題が複雑さを増すにつれてその範囲は拡大し続けている。
これを前提として、デザイン学科では、視覚伝達、環境設計、商品開発、事業開発などのデザイ ン分野を軸に、専門性を持ちながら社会を広く俯瞰し、他者と協働して課題の発見と解決に尽力 する人材の育成を目指す。
社会でのデザイン活動や自律的な課題解決を実践するために、デザイン学科では次のような到達目標を掲げ、その能力を身に付けた者に学士(デザイン)の学位を授与する。
デザイン学科ではディプロマ・ポリシーの実現のために、段階的な専門性の深化と領域横断による柔軟性の両立を基本方針として、カリキュラムを編成している。1・2年次の基礎課程と3・4年次の応用課程の二段階を設定し、2年次からはコースを選択し専門性を定める。3年次からは横断的な科目選択を可能とし、個人の特質や能力を生かすとともに、拡張するデザイン領域と複雑化する社会問題の変化に対応する。
デザイン(design)は、意匠、立案、構想、企画、計画、設計、仕組みなどの意味を含み、その領域は「ものづくり」から「コトづくり」にまで拡大している。本学科は、私たちを取り巻く様々な課題を広い視点から捉え、自ら課題を発見し、その解決のために行動する人材の育成を目指す。この目標に基づき、次のような学生を求める。