社会情勢の変化を受けて、人々の価値観や生活様式が多様化する一方で、人間関係の希薄化、地域におけるつながりの欠如など、子どもの発達に欠かせない家庭や地域、学校等の連携や補完が必ずしも十分な状況にはありません。こうした現状を踏まえ、本研究科では、子どもを慈しみ、守り、育てることができる豊かで活力ある人間性を育てるとともに、子どもの発達と支援に対して長期的・総合的な視野を持って貢献できる高度な専門的職業人の養成を目指しています。
本研究科では、基礎研究科目として「子どもケア研究」および「子どもケアフィールドワーク」を配置した上で、応用研究科目として、「保育・教育学」「発達・心理学」「保健・医学」「養護・看護学」「健康・福祉学」の5分野によりカリキュラムを編成。「子どもケア」の全体像を体系的に修得し、多面的な子どもの発達に対処できる専門的な力量を培っています。 。