実務者のための栄養ケアマネジメント研修会(臨床栄養分野)(2014年)
名古屋学芸大学健康・栄養研究所
プログラムリーダー : 塚原丘美 名古屋学芸大学健康・栄養研究所 主任研究員
実行委員 : 立花詠子 名古屋学芸大学健康・栄養研究所 研究員
: 畠山桂吾 名古屋学芸大学健康・栄養研究所 客員研究員
名古屋学芸大学管理栄養学部の多くの卒業生が病院栄養士として勤務し、5年以上勤務している者も増え、さらにレベルアップすることが求められている。レベルの高い栄養管理業務を行うためには、実務者においても研究活動は必須である。しかしながら、臨床系あるいは栄養学系の学会などで発表するような研究活動を続けている病院栄養士は少ない。そのため、自らが研究活動を行ない、その成果を発表できるようになるための研修会を積み重ねていく必要がある。そこで、研究活動のきっかけとなる機会として研修会を開催する。
畠山桂吾(名古屋第二赤十字病院)
「高度急性期病院における脳梗塞患者の栄養評価法の検討」
石郷岡亜美(四日市糖尿病クリニック)
「1型糖尿病患者でのカーボカウントの使われ方調査」
志田衣里(総合青山病院)
「糖尿病腎症の指導効果」
増田明啓(安城更生病院)
「経鼻経管栄養法における半固形化投与の有用性について」
要石愛加(名古屋第二赤十字病院)
「腎移植後患者に対する栄養指導の効果」
藤掛満直(蒲郡市民病院)
「糖尿病患者への栄養指導における炭水化物エネルギー比の検討」
谷口可純(わたなべ内科クリニック)
「軽度の日常運動が糖尿病患者の基礎代謝量に及ぼす影響」
結論まで至った研究は2テーマ、現在データ収集途中あるいは解析途中で、まとまれば結論まで至る研究は4テーマ、研究計画をやり直す研究は1テーマであった。継続中の5テーマは2015年度も引き継いて研修を重ねながらデータを解析する必要がある。
この研修会の目的である“参加者の研究活動を始めるきっかけづくり”は達成できた。