実務者のための栄養管理プロセス研修会(2022年)
実務者のための栄養管理プロセス研修会 報告
実務者のための栄養管理プロセス(NCP)研修会は、スキルアップを図る事、業務を振り返るきっかけにする事、横の繋がりをつくる事を目的に毎年開催しています。
今年度は、名古屋外国語大学名駅キャンパス(サテライト)をお借りして、2023年2月19日(日)に、対面とオンラインの併用で開催しました。
研修会は、午前中にベーシックトレーニングを、午後は分野別トレーニングの2部制で行いました。
1部
- 10:00~12:00
- ベーシックトレーニング
「動画作成のレベルアップに必要なこと」
講師: 名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科 郷司 麻由 先生
「管理栄養士のための初めての広報 DX」
講師: 名古屋栄養専門学校 平田 芳浩 先生
2部
- 13:00~15:00
- 分野別ワークショップ
①急性期(#ICU #術後 #輸液 #がん #NST)
「【症例から学ぶ】栄養開始のタイミングを見極める!-患者の状態を把握して栄養管理に生かすには-」
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 須田 真実 先生
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 畠山 桂吾 先生
②慢性期(#栄養指導(DM・CKD 等) #リハビリテーション栄養 #給食管理)
「管理栄養士が算定できる診療報酬について考える~せっかくできた診療報酬、算定していますか?~」
愛知医科大学病院 原 なおり 先生
名駅東クリニック 橋本由香梨 先生
③高齢者(#施設 #フレイル #嚥下障害 #認知症 #サルコペニア #重度要介護)
「高齢者の健康を切れ目のない栄養管理で支える~病院と施設・在宅の栄養管理方法の違いを把握する~」
社会福祉法人英楽会 楓林花の里 小島 三枝 先生
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 村瀬 朱音 先生
午前中のベーシックトレーニングには対面32名(うちスタッフ8名)、オンライン10名が参加しました。午後は急性期分野は18名(うちオンライン5名)、慢性期分野は7名(うちオンライン2名)、高齢者分野は7名(うちオンライン4名)が参加しました。
参加者のアンケート(抜粋)
- アプリの使用にまだなれていませんが、今後患者用のレシピや嚥下食の作成動画等を作りたいと思います。ありがとうございました。
- 動画編集や広報のことなど、臨床業務以外のことについてしっかり学べ、とても面白かったです。(略)
- 自己流で作っていた動画について改めて確認することができました。業務に活かしていきたいと思います。
今回は臨床業務だけではなく、動画作成や広報の仕方といった、今の時代に即した内容を取り入れた研修会となりました。
久しぶりの対面での開催となり、いろいろな場所で意見交換がなされていたことも印象的でした。
ぜひ、今後の業務に生かしていただければと思います。