ワークショップ

名古屋学芸大学健康・栄養研究所 ワークショップ
「実践につながる魅力的な教材作成と評価」(2013年) 第2回

テーマ

教材を使った学習計画“教材を活かすために”

日時

平成25年11月 3日(日) 9:00~17:00

場所

ウインクあいち 1307会議室

講師

三浦浩子 氏(名古屋学芸大学ヒューマンケア学部 特任教授)

指導

足立己幸 氏(名古屋学芸大学健康・栄養研究所 所長)
塚原丘美 氏(名古屋学芸大学管理栄養学部 教授)
安達内美子 氏(名古屋学芸大学管理栄養学部 専任講師)

プレゼンテーション1

前回からの修正点、課題としてあった支援計画書(指導案)について全員が発表した。できるだけ詳しい支援計画をたて、どのタイミングで教材を使用するのかなどを中心に説明した。栄養教諭らは普段から指導案を書いているだけあって、しっかりと到達目標が記されてあったが、病院栄養士らは最終的な到達目標が決められていても、教材を使用することについての到達目標が明確でなかった。

テーマに関する講義

教育者としての経験より、授業を組み立てる上での考え方について説明された。支援する内容それぞれに到達目標を明確に定めることが重要であり、その目標を決定するためには学習者の分析が欠かせない。それぞれの目標を達成するために使用する教材のそれぞれに、学習者をどのように変えることができるかなどの、使用目的を考えながら、支援計画(指導案)を作成しなければならない。

教材の修正に対する指導

テーマに関する講義の内容を踏まえて、すべての教材について、前回の修正ができているか、他に改善点はないか、支援計画についてなど、さまざまな面から講師および指導者より指摘した。

グループディスカッション

前回と同様に、栄養教諭チームと病院栄養士チームに分かれて、それぞれの修正箇所について意見を出し合った。チーム内でうまくまとまっているので、今回はファシリテーターを付けずに、参加者だけでグループディスカッションを進めた。

プレゼンテーション2

テーマに関する講義や教材への指導などに対してグループで話し合い、その後の修正箇所をすべて発表した。前回の修正が不十分であったことも影響して、指導案の変更というよりも、教材の修正についての内容が多かった。しかし、どの教材もターゲットがしっかりまとまりはじめ、学習者をどうしたいのかなど(例えば、病院の指導媒体なら、知識を増すためなのか、何か行動を起こさせるか)の目標が定まってきた。次回までの修正点についても発表し、後日事後ワークシートを提出した。